オーストラリア東海岸沿いにある Great Barrier Reef 。

そのほぼ真ん中にある Whitsunday島周辺でチャータークルーズをやりました。

98年12月24日の夜に成田を出発。翌朝 Brisbane に到着して国内線へ乗り継ぎ。

時差は無いが季節が逆で気温差は30℃以上。頭がぼーっとしてきます。

2時間くらいのフライトで Proserpine の空港に到着。現地でのお膳立てをしてくれた仲間が

レンタカーで迎えに来てくれ、いよいよヨットへ。

上の写真の COME by CHANCE号、47フィートの船でこれから6日間のクルージングです。

初日は2時間程走ったところでStoneheavenという泊地に到着。この日はここで終了です。

正面に見えている島はHook島と言います。

この日の夕焼けはとても綺麗で強く印象に残りました。

2日目は少し岸よりに移動して、テンダーボートで上陸。砂浜周辺で遊んでから Hayman島へ移動。

この島、英国王室御用達のリゾートで Royal Hayman と呼ばれ、なかなか良い感じでした。

で、先に登場したHook島の反対側へ回りButterfly Bay という泊地へ。ここは下が全て珊瑚礁のため

アンカーが打てないのですが公設のブイがあり、それに付いている舫ロープで停泊することができます。

3日目は、まずこの場所で潜り素晴らしい珊瑚礁を堪能しました。

次にWhitsunday島の南東岸にあるWhitehaven Beach に来ました。ここは珊瑚の砕けた白砂の

ビーチが延々4km続くオーストラリアで最も美しい海岸と言われている所で、確かに美しい。

しかし、この日は風向きが悪く、波が打ちつけてきて居心地が良くない。で、Whitsunday島の反対

へ回り込みました。途中のSolway Passage という海峡では潮の流れが非常に速く渦巻いていて

47フィートの船でも引きずられそうになりちょっと緊張。

Chance Bayという泊地です。島が風除けになってくれ、穏やかで快適です。この日はここで終了。

4日目、再度Whitehaven Beachへ。ここは前日と違い南端側で少々波があるものの、大分ましで

泳いだりしてのんびり過しました。ウミガメがいたので一緒に泳ごうとしましたが海中ではとても

素早い動きで、あっという間に見えなくなってしまい残念。

 

上の写真の60フィートくらいの元レース艇とおぼしき大きなヨットや

やっぱり60フィートくらいありそうな巨大なカタマランが観光客満載でやってきます。

気が付くと私たちのテンダーボートに可愛いお客さんが来ていました。

4日目の宿泊地はPalm Bay という所で名前の通りヤシの木がたくさん生えており、

そのヤシの木に結んだロープで停泊するという趣のある場所でした。

上の写真はたまたま隣に停泊していた船ですが古い木造のケッチでこの場の雰囲気

と良くマッチしていて見とれてしまいました。

5日目の宿泊はHamilton島のマリーナです。

船にも真水の温水シャワーがあるのですが、やはり地上の施設には敵いません。最後なので

上陸してシャワーを浴び、コインランドリーで洗濯です。

 

6日目、チャーター最終日です。

名残を惜しみながら出発したShute Harbourまで走り、船を返却して終了しました。

その後、飛行機でHamilton島へ戻り今度はホテルへ宿泊です。

10階のベランダからの眺めです。前日はこの海を走っていたんだなあ、などと思いながら

眺めていました。

ところで、ここHamilton島は日本人の観光客、特に新婚さんがとっても多くホテルの宿泊客の1/3

くらいを占めていました。

で、上の写真に写っているのがWhitsunday島で前に紹介したWhitehaven Beachもすぐそこにあるのに

そっちでは日本人は一人も見ませんでした。不思議ですね~。

 

これはSydney湾上空、ヘリで遊覧飛行した時の写真です。非常に多くのヨットが係留されているのが

見えます。街に接する入り江は、全てこんな感じでヨットが係留されていて、いったいどれだけの数の

ヨットがいることやら。

サマータイムの時期だったので20:00くらいまで明るく、現地の会社員は17:00や17:30きっちりに

帰宅するので、平日の仕事帰りにヨットレースをやっていたりするんだとか。

羨ましいというか、文化が違うというか、オーストラリアがヨットで強いのは当たり前なんですね。