ハセガワ 1/72 F-111A アードバークです。 (製作 2011年3~4月)
旧製品のアメリカ空軍、'78 ジャイアントボイス参加機になります。
ジャイアントボイスってなんだろうと思って調べたら、戦技競技会だったんですね。
競技会参加機ということで、爆弾は模擬弾の様です。
3色のベトナム迷彩は、凄みがありますね。'78年だからベトナム戦争は終結した後ということになりますが・・
模型の塗装はエアブラシ使用してなんとかフリーハンドで塗分けました。デカール貼り付け後、スミ入れしてます。
機首のピトー管は真鍮パイプと洋白線で作り変えています。
それにしても大柄な機体です。これで戦闘機というんだから驚きです。実際、ドッグファイトには適さない運動性能だった様です。
一番威力を発揮したのは、低空進入での地上攻撃で、湾岸戦争ではピンポイント攻撃に使われたミサイルの7割はF-111から
発射されたとか。やっぱり見た目通り、攻撃機ですね。
非常に大きなフラップです。海軍型も作って空母へ着艦させようとしてたためでしょうね。
可変翼を始めて採用した実用機ということで、いろいろ試行錯誤しているみたいです。
主翼を前進させる時、前縁が機体にめり込む形になるため、その部分が開いて干渉を避ける様になっていますが、
以降の可変翼機(F-14、B-1)ではこんなことはやっていません。
主翼下のパイロンも可動翼に付いているため主翼後退角に合わせ角度が変わります。もっとも角度が変わるのは
この作例の4箇所のみで、さらに外側については角度が変わらないので、ここを使用する場合は可変翼としては
使えないし、一番内側(増槽が付いてるところ)も、最大後退角まで後退させると胴体と干渉するしで、実質的には
左右一箇所ずつしか使えないといういまいちな代物です。